2022年に読んだ本

2022年はあまり本が読めなかったし、再読したものが多かった。

 

精霊の守り人

闇の守り人

夢の守り人

虚空の旅人

神の守り人 来訪編

神の守り人 帰還編

蒼路の旅人

安定の上橋奈穂子さんの小説。シリーズ途中で読むのを辞めて数年が経ち、続きを読もうと思ったものの、元の流れをよく覚えてなかったために再読。闇の守り人にいたっては、今回も含めて3回は読んだ。

やはりこの方の文章が好きです。景色の描写も人物描写も素晴らしく良い。

 

魔性の子/小野不由美

十二国記シリーズを読み始めようと思って読んだものの、対して面白くなかった。期待し過ぎたせいもあるのかもしれないが、内容の薄さに比べて文章量が多いと思った。

 

華氏451度/レイ・ブラッドベリ

本屋でSF小説を探していた時にふと目に入った本が最高だった。題名自体はどこかで聞いたことはあるものの、どのような小説なのかは知らなかった。意外と薄い本だったが、統制された世界でなお、本や知に自然と引き寄せられて行く人々や文章に圧倒されてしまった。必読書とでも言うべき本だと思う。

 

歌うクジラ 上下 /村上 龍

昔少し読んだだけだった小説。ずっと展開や結末が気になっていたが、今年になってやっと読むことが出来た。退廃的だけでなく、倫理観も道徳も秩序ももはや意味を成していないような世界で旅をするお話と言えばシンプルだが、内容はかなり過酷だった。

現実感がないが、生が延長されて老人が増え、老人が支配層として居座るなど、現代と通じるようなところがありひやりとさせられた。

 

星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン

あらすじからして興味を引かれた。SFの名作として有名だから選んだものの、これが無名のタイトルでも、あらすじを見て興味を惹かれない人はいないんじゃないかと思うぐらいあらすじにワクワクした。

ハードSFなのかな?謎が徐々に時明かされていく過程も、既に滅んだ文明へのロマンも味わえて最高でした。

 

 

 

近年はネット小説ばかり読んでいて、書籍のほうはほとんど読んでこなかったけど、やはり書籍は良いなと痛感した。2023年はもっと読んでいきたい。